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カゴヤのプラン変更の前に確認したい5つのこと

カゴヤの共用・マネージド専用・WordPress専用サーバーを使っている場合、PHPの脆弱性への根本対策として、カゴヤ社はレンタルサーバープランへの変更を案内しています。プラン変更はコントロールパネルから申し込めますが、何も確認せずに進めると、切り替えたあとにサイトやフォームが動かないことがあります。事前に確認しておきたいことを5つにまとめました。

1. 環境がどれだけ変わるか

プラン変更は、同じ会社の中の移動でも、中身は別のサーバーへの引っ越しです。カゴヤ社の案内では、たとえば共用サーバー S10 / S20 / S30 からの変更で、OSは CentOS 6 から AlmaLinux 9 へ、WebサーバーはApacheから Nginx と Apache の組み合わせへ、MySQLは 5.6 から 8.0 へ変わります。PostgreSQLは提供されなくなります。

PHPも、7系以前から8系へ上がるのが一般的です。変更先では 7.4 も選べますが、7.4 はすでに開発元のサポートが終わっており、カゴヤ社もPHP 8.2以降での運用を推奨しています。

2. サイトが新しいPHPで動くか

長く更新していないWordPressや、独自に作られたプログラムは、PHP 8系でエラーになることがあります。プラグインが開発終了していて、代わりを探す必要が出る場合もあります。本番を切り替える前に、新しい環境で一度動かしてみることが大切です。

3. データ移行の方法と費用

カゴヤのプラン変更には、データの移し方が3通りあります(2026年10月時点の公表内容)。

  • データ移行機能を使う: 5,500円。2週間の移行期間中は旧環境を残したまま、新環境へファイルやデータベースを移せます。延長は1週間3,300円(最大3週間)。
  • データ移行なしで変更: 無料。変更と同時にサーバーが切り替わります。
  • カゴヤ社に作業代行を依頼: 22,000円。依頼から48〜72時間の準備期間が必要です。

いずれもデータを移すところまでで、新しいPHPで動かない箇所の修正は含まれません。旧環境を残したまま確認できる「データ移行機能」を選ぶと、切り替え前に動作を確かめやすくなります。

4. メール・フォーム・周辺の設定

カゴヤ社の案内では、プラン変更でメールサーバーは変わらず、作業中もメールはそのまま使えます。ただし、メールボックスの割り当て容量が変更先プランの標準容量を超えると、月額の追加料金がかかります。

Webサーバーは変わるため、次のような設定は見直しが必要です。

  • CRON(定期実行)の再設定
  • 他社で管理しているドメインのAレコード(IPアドレス)の変更
  • セレクトドメインを使っている場合のURL変更(WordPressは切り替え前にURLを変える必要があります)

切り替え時はDNSの反映で、最短1時間から数時間ほどアクセスが途切れることがあります。問い合わせフォームは、送信の仕組みが変わって届かなくなることもあるため、切り替え後に必ずテスト送信をしてください。

5. 切り戻しの手段

万一、切り替え後に重大な不具合が出たときに、元に戻せるかを確認しておきましょう。作業前のバックアップ(ファイルとデータベースの両方)を手元に残しておくこと、旧環境がいつまで残るかを把握しておくことが基本です。

まとめ

プラン変更は申し込み自体は簡単ですが、中身はOSやPHP、データベースまで変わる引っ越しです。環境の変化、サイトの対応状況、移行方法、メールとフォーム、切り戻しの5つを先に確認しておけば、切り替え後の「動かない」を減らせます。サーバー引っ越し窓口に依頼する場合の流れは移行の流れをご覧ください。

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